引き算でもてなす
昨日、ぼんやりと見ていたTV番組の一言で、心に残った言葉。
「遠くへ行きたい」という旅番組のプロデューサーが語った一言。
「旅は行きたいと思って調べる時から始まる、
この旅番組は、日本一不親切な旅番組でいい」
メモとかしてないので、だいたいですが
そんなような言葉でした。
なんでも先日の放送で39年目に突入したとかで、
僕とほぼ同い年…。すごいなー。
長寿番組の秘訣という事で語ったらしいですが、
番組で紹介しているお店の住所や電話番号など、
余計な情報を意図的に
極力表示しないようにしているとの事。
その引き算から生まれる、
本当の旅の楽しさを伝えたい気持ちから
上質なもてなしの心を感じました。
私も見ました!!その番組。
すごくいい話ですよね。勉強になりました。
以前NYに行った時にふと思ったんです。
ガイドブック片手にガイドブックにのっている観光地回りをして、ガイドブックにのったお店に
ご飯を食べに行き、買い物をする。
それって何か違うなぁって。ガイドブックを見て調べた気になっているけど、
それは誰かが調べた事を見ているだけで、自分で探したものとは違う。
だから、TVでも至れりつくせり出されるよりも、やっぱり自分で探すっていうのは感動の仕方が
違いますよね。確かに手っ取り早いですけどねぇ。
webの仕事でもよく相方に言われてます。自分で探す力をつけないと!って(笑)
> ガイドブック片手にガイドブックにのっている観光地回りをして、
> ガイドブックにのったお店にご飯を食べに行き、買い物をする。
> それって何か違うなぁって。
確かに、それは感じますね。
ただ、なかなか行けるもんじゃないから
確実なところを狙おうとして
ガイドブックとかにたよっちゃうんですよね。
そういう意味では「遠くへ行きたい」は
ガイドではあるけども、
そこに創作の余地を残してくれている所が
優れているんでしょうね。
そういうものづくりをしたいものです。